運営規約

D-Bio Connect Annual Meeting 運営規約

一般社団法人医薬新結合研究所は、「D-Bio Connect Annual Meetingでインターネット上に構築するサイト」(以下「サイト」という。)の利用に関して、以下の「サイト運用規約」(以下単に「規約」という。)を定める。ゲスト、メンバーユーザー、アカウントホルダー、運営協力者と一般社団法人 医薬新結合研究所との間の法律関係は本規約によって規律される。

第1条(サイトの目的)
サイトは創薬シーズに関係する組織ないし企業間の公平かつ自由闊達な議論を促進することを目的に開設する。

第2条(用語の定義)

  1. 「創薬シーズ」とは、特定の疾患に対する治療戦略、特定の疾患に関連する標的(遺伝子、たんぱく質等)、新薬候補物質、もしくは創薬に関連するバイオテクノロジー技術等を核とした創薬研究プロジェクト、ノウハウ、その他管理者がサイトで扱うのを適当と認めるものをいう。なお、管理者は特許出願等の有無を創薬シーズか否かの判断基準としない。
  2. 「ゲスト」とは、一般のサイト閲覧者をいう。
  3. 「管理者」とは、サイトの管理を行う者をいい、その業務内容は第3条に定める。
  4. 「運営協力者」とは、サイトの周知、創薬研究テーマの発掘、各種コーディネート業務(提案研究テーマに係るコンサルティング、研究提携の交渉支援、知的財産権の信託等)等を行うため、管理者が別途契約した者をいう。
  5. 「コーディネーター」とは、運営協力者のうち、各種コーディネート(創薬研究テーマに係るコンサルティング、研究提携の交渉支援、知的財産権の信託等)を行う者をいう。
  6. 「メンバーユーザー」とは、第4条に従ってメンバーユーザー資格を得た者をいい、その詳細は同条に定める。
  7. 「アカウントホルダー」とは、第5条に従ってアカウントを得た者をいい、その詳細は同条に定める。
  8. 「運営委員会」とは、管理者及び運営協力者の一部で構成され、管理者の提案する議案を会議または持ち回りにより審議し、答申を行う委員会をいう。
  9. 「サイト掲載研究テーマ」とは、サイトに管理者が掲載する提案創薬研究テーマ、または募集創薬研究テーマをいう。
  10. 「提案創薬研究テーマ」とは、アカウントホルダーがメンバーユーザーに対して提案する創薬シーズをいう。
  11. 「募集創薬研究テーマ」とは、メンバーユーザーがアカウントホルダーに対して募集する創薬シーズをいう。
  12. 「サイト掲載研究テーマの連絡先開示」とは、提案創薬研究テーマに係るアカウントホルダー、あるいは募集創薬研究テーマに係るメンバーユーザーの連絡先を開示することをいう。
  13. 「サイト登録創薬研究テーマ」とは、サイトに管理者が独自で登録した公知の創薬シーズをいう。
  14. 「Annual Meeting(定例会)」とは、管理者が規約を基に指定する会場(特定の場所、オンラインを問わない)にてメンバーユーザーとアカウントホルダーの双方に掲載創薬研究テーマに関する議論および双方の連絡先を開示することを目的とした会をいい、提案創薬研究テーマが集合しない個別の場合もこの会に含まれる。
  15. 「年度」とは、毎年4月1日から翌年の3月31日までをいう。

第3条(管理者)

  1. サイトの管理者は、一般社団法人医薬新結合研究所が務める。
  2. 管理者は、サイト全体の統括的な運営管理のため、以下の業務を行う。
  3. (1) サイトの運営
    (2) ゲストからのサイト利用の手続きに関する問い合わせ、あるいはアカウントホルダー及びメンバーユーザーからのサイト利用に関する問い合わせに対する応対 但し、ゲスト、アカウントホルダーからのサイト掲載創薬研究テーマの内容に関する問い合わせ応対業務、または運営協力者、メンバーユーザー・アカウントホルダーに対する苦情の応対業務は行わない。
    (3) メンバーユーザー、アカウントホルダーの利用申込みの受付とID設定、仮パスワードの発行
    (4) メンバーユーザー及びアカウントホルダーがサイトでの周知を希望する提案創薬研究テーマ、募集案件創薬研究テーマの掲載
    但し、サイト掲載研究テーマの内容についての実質的審査(情報の信頼性、正確性、有用性に関する審査)は行わない。
    (5) メンバーユーザーに対するサイト掲載創薬テーマに関係する資料の提供
    (6) 運営協力者、メンバーユーザー、アカウントホルダーとの連絡とサイト掲載研究テーマの連絡先開示
    但し、管理者が特に必要と認める場合以外は、(4)(5)を含め、掲載、開示はサイト内のシステムで行う。また、原則として掲載、開示は形式的な情報に限るものとし、運営協力者、ゲスト、メンバーユーザー、アカウントホルダー相互間の紛争の仲介・交渉等は行わない。
    (7) Annual Meeting(定例会)の運営
    なお、詳細については管理者がメンバーユーザーに対して別途開催概要書等にて提示する。
    (8) サイトの普及・啓発
    (9) その他、サイトの活性化に管理者が必要と認める業務

第4条(メンバーユーザー資格)

  1. メンバーユーザーは、管理者の定める方法に従って法人単位で有料にて利用申込みを行うものとする。
  2. 管理者は、前項の手続きの完了した法人の申込者と同申込者が指定する者(同一法人に所属する者最大20名)に対してメンバーユーザー資格を与え、同資格情報をメールで通知する。但し、管理者がサイトの適正な運営に支障をきたすと判断した場合、管理者はこれを拒否あるいはユーザー資格を停止することができる。
  3. メンバーユーザー資格を得た者はサイトにおいて以下のサービスを受けることができる。
  4. (1) サイトに掲載された提案創薬研究テーマを閲覧すること。
    (2) 第6条に定めるサイトに掲載された提案創薬研究テーマに関する資料をダウンロードすること。
    (3) 第8条に定めるサイト掲載研究テーマの連絡先開示を受け、管理者に面談を希望する旨を連絡すること。
    (4) サイト登録創薬研究テーマを閲覧し、同テーマをAnnual Meeting(定例会)に招聘する旨を管理者に対して連絡すること。
    (5) 管理者が主催するAnnual Meeting(定例会)に参加すること。
    (6) 管理者が定める方法に従ってサイトに募集創薬研究テーマを掲載すること。
  5. メンバーユーザーは、ID及びパスワードを厳格に管理し、他の者に貸与・開示してはならない。なお、メンバーユーザーに代わってログインをする者は、事前にメンバーユーザーの了解を得るものとし、またメンバーユーザーは、代理でログインする者の全ての行為に対して責任を負うことを事前に了解する。
  6. メンバーユーザー資格の有効期限は、第4条2項による資格通知を受けた日から年度の終了日までとする。なお、期間満了前までに申し出がない限り、メンバーユーザーは資格の自動更新を希望するものとして扱う。なお、管理者は期間満了前にメンバーユーザーに対して更新の有無を周知徹底する。
  7. メンバーユーザーはいつでもサービスの停止を申し出ることができる。
  8. メンバーユーザーは、管理者の定める方法に従って法人単位で有料サイト利用申込みを行うことができ、所定の手続きを経た後、サイトにおいて以下のサービスを受けることができる。
  9. 管理者は、第2条9項に定めるサイト掲載研究テーマに関する資料を、メンバーユーザーが所属する法人以外の第三者に提供すること、あるいは所属する法人内での評価以外を目的とした利用を禁止する。またメンバーユーザーが上記の禁止事項を違反した場合、管理者はホームページ等にてその事実を公表する場合がある。なお、メンバーユーザーは本項の内容を確認し、了解したものとする。
  10. メンバーユーザーの募集創薬研究テーマの掲載有効期限は、特に別段の定めをしない限り、年度の終了日までとする。
  11. メンバーユーザーは、募集創薬研究テーマを掲載する際、第6条第3項但し書 (1) 、 (2) のいずれにも該当しないこと、かつその掲載内容が信頼性、正確性、有用性を有することに努める。
  12. メンバーユーザーは、自身が所属する法人を退職した時点をもってメンバーユーザー資格が消滅することを確認する。あるいは、利用申込みを実施した法人の申込者がメンバーユーザー資格の停止を管理者に申し出た時点をもってメンバーユーザー資格が消滅することを確認する。
  13. 管理者は、サイトの適正な運営を妨げると判断するメンバーユーザーの資格を停止することができる。

第5条(アカウントホルダー資格)

  1. アカウントホルダーは管理者の定める方法に従ってグループ単位で利用申込みを行うものとする。
  2. 管理者は、前項の手続きの完了した者とその者が指定する者に対してアカウントホルダー資格を与え、同資格情報をメールで通知する。但し、管理者がその利用申込みによりサイトの適正な運営に支障をきたすと判断した場合、管理者はこれを拒否することができる。
  3. アカウントホルダー資格を得た者はサイトにおいて以下のサービスを受けることができる。
  4. (1) 提案創薬研究テーマを管理者に紹介すること。但し、その紹介にあたり提供する情報は全て秘密でないものとし、かつ、管理者の指定する方法にて受け渡しを行うものとする。
    (2) 提案創薬研究テーマを構成する情報(データ、テキスト等)を管理者に提供すること。
    (3) 管理者が主催するAnnual Meeting(定例会)に参加すること。
    (4) 第6条に定めるサイトに掲載された募集創薬研究テーマに対して提案創薬研究テーマを提示すること。
  5. アカウントホルダーは、ID及びパスワードを厳格に管理し、他の者に貸与・開示してはならない。なお、アカウントホルダーに代わってログインをする者は、事前にメンバーユーザーの了解を得るものとし、またメンバーユーザーは、代理でログインする者の全ての行為に対して責任を負うことを事前に了解する。
  6. アカウントホルダー資格の有効期限は、第5条2項による資格通知を受けた日から年度の終了日までとする。なお、期間満了前までに申し出がない限り、メンバーユーザーは資格の自動更新を希望するものとして扱う。
  7. アカウントホルダーはいつでもサービスの停止を申し出ることができる。
  8. アカウントホルダーはサイトに秘密でない情報でまとめた提案創薬研究テーマを掲載する際、第6条第3項但し書 (1) 、 (2) のいずれにも該当しないこと、かつその掲載内容が信頼性、正確性、有用性を有することに努める。
  9. 管理者は、サイトの適正な運営を妨げると判断するアカウントホルダーの資格を停止することができる。

第6条(サイト掲載研究テーマ)

  1. サイト掲載案件は、全て秘密でない情報で構成されるものとする。
  2. サイトに提案創薬研究テーマの掲載を希望するアカウントホルダーは、管理者が定める方法に従って提案創薬研究テーマの資料をまとめるよう努める。
  3. 前項のサイト掲載の手続きがあった場合、管理者は提案創薬研究テーマについての実質的審査(情報の信頼性、正確性、有用性に関する審査)を行わずにサイトに案件を掲載する。但し、以下の場合は管理者が掲載を拒否することができる。
  4. (1) 管理者が定める方法に従わない場合
    (2) その内容が第1条に定める定義の範囲を逸脱するものである場合
  5. サイト掲載の権限は管理者が有し、一度掲載された案件は、原則として削除されない。
  6. 管理者は、サイトに掲載した提案創薬研究テーマの情報を修正・追加・一部削除することができる。また、管理者はサイト掲載研究テーマの修正・追加内容について実質的審査(情報の信頼性、正確性、有用性に関する審査)を行わない。但し、修正・追加内容が本条第3項但し書(1)、(2)のいずれかに該当する場合は、管理者は登録された案件を削除することができる。
  7. サイトへ案件が登録された場合であっても、本条第3項但し書 (1) 、 (2) のいずれかに該当する場合または運営委員会が削除妥当と決議した場合には、管理者は直ちに登録された該当案件を削除することができる。

第7条(Annual Meeting(定例会))
Annual Meeting(定例会)は、全て秘密でない情報が交換される会であることを、メンバーユーザー、アカウントホルダーは確認する。
前項の規定に伴い、万一にAnnual Meeting(定例会)で交換された情報に関して係争、紛争あるいはそれに類する事故等が発生した場合であっても、管理者及び運営協力者は一切責任を負わず、またメンバーユーザー、アカウントホルダーも、何らの責任を負わないことを確認する。

第8条(サイト掲載研究テーマの連絡先開示)
管理者は、サイト掲載研究テーマを閲覧したメンバーユーザー、アカウントホルダーに対して掲載者の連絡先開示を行う。

第9条(研究提携交渉の報告)
サイトへの提案創薬研究テーマの掲載を経て研究提携交渉に入った場合、当該交渉に係るアカウントホルダーは、その開始日から4ヶ月ごとに管理者の定める方法によりその進捗状況を管理者に報告し、進捗状況の報告は交渉が継続されている限りこの義務を免れない。なお、研究提携交渉が秘密保持契約下である場合、アカウントホルダーは上記の義務を免れることができる。

第10条(サイト登録研究テーマ)

  1. サイト登録研究テーマは、全て秘密でない情報で構成されたものとする。
  2. サイト登録研究テーマは、実質的審査(情報の信頼性、正確性、有用性に関する審査)の責任を管理者が負うものではなく、メンバーユーザーの自己の責任において利用するものとする。
    管理者はサイト登録案件の内容の変更、修正・追加・一部削除あるいは抹消を行うことができる。

第11条(コーディネーター)
管理者がメンバーユーザー、アカウントホルダーに対してコーディネーターを紹介する場合、管理者はコーディネーターの能力等を保証するものでなく、管理者はメンバーユーザー、アカウントホルダーに対し、コーディネーターの紹介に関していかなる責任も負わない。
また、管理者はコーディネーターとコーディネート希望のメンバーユーザー、アカウントホルダーとの間の契約関係には一切関知せず、コーディネーターとコーディネート希望のメンバーユーザー、アカウントホルダーに対していかなる責任も負わない。

第12条(秘密保持)

  1. サイト掲載研究テーマ及びサイト登録研究テーマの提供情報は、ネット上に開示されるものであり、その内容は広く一般に公開されることから、管理者の守秘義務の対象ではない。
  2. 管理者は、メンバーユーザーがどのようなサイト掲載研究テーマおよびサイト登録研究テーマにアクセスしたのか(アクセス記録)について守秘義務を負う。但し、Annual Meeting(定例会)においてメンバーユーザーが面談する提案創薬研究テーマについては、同Annual Meeting(定例会)が公開の場である場合があることから守秘義務の対象外とする。なお、管理者はメンバーユーザーが面談する提案創薬研究テーマを意図的に開示しないことを確認する。
  3. サイト掲載研究テーマおよびサイト登録研究テーマに対するアクセス件数については、守秘義務の対象ではない。
  4. 管理者、メンバーユーザー、アカウントホルダー、運営協力者は、サイトの改善または発展の目的のために利用することをメンバーユーザー、アカウントホルダーに了解を得た場合を除いて、以下の事項について守秘義務を負う。
  5. (1) どのメンバーユーザーがどのサイト掲載研究テーマに対して面談を希望する旨を連絡したのか、及びどのサイト登録案件に関してAnnual Meeting(定例会)に招聘する旨を管理者に対して連絡したのか、の情報。但し、Annual Meeting(定例会)においてメンバーユーザーが面談する提案創薬研究テーマについては、同商談会が公開の場である場合があることから、守秘義務の対象外とする。
    (2) どのメンバーユーザーもしくはアカウントホルダーが、どのサイト掲載研究テーマに関してコーディネートを求めたのか及びその結果。
    (3) 管理者が秘密であるとしたサイト上の情報。
  6. 前項の規定は、当事者が個別契約において別の定めを設けることを妨げるものではない。
  7. 第3項の規定にかかわらず、サイト掲載研究テーマ及びサイト登録研究テーマがサイトの利用を通じて成約に至った場合、管理者はその事実を公表しサイトの周知に利用することができる。但し、当該創薬研究テーマ及び当事者名を公表する場合には、当事者の了承を得るものとする。
  8. メンバーユーザー、アカウントホルダー、運営協力者が本条第4項の定めに反した場合は、損害賠償の責を負う。また、管理者はその事実をサイト上に掲載するとともに、以後サイトの利用を停止する。

第13条(ユーザー協議会の設置)
管理者は、サイトを利用するメンバーユーザー、アカウントホルダーの利便性向上を図るため、ユーザー協議会を設置することができる。その詳細は別途管理者が定める。

第14条(管理者等の免責)

  1. 管理者はその都合によりサービスの提供を停止・中止することがあり、それによる損害賠償には一切応じない。
  2. 管理者及び運営協力者は、ゲストに対してはいかなる法的責任も負わない。
  3. 管理者及び運営協力者は、サイト掲載研究テーマ及びサイト登録研究テーマとして提供された情報の信頼性、正確性、有用性、それが第2条に定める定義の範囲内の情報か否か等について一切責任を負わず、この点に関する紛争はメンバーユーザー、アカウントホルダー各々が当事者として解決するものとする。
  4. サイトに登録された創薬研究テーマにかかる特許の真の権利者であるかの確認は、掲載者連絡先開示を受けたメンバーユーザーが自己の責任をもって確認するものとし、管理者及び運営協力者は一切その責任を負わない。
  5. 管理者がメンバーユーザー、アカウントホルダーに連絡する際は、予め登録されているメールアドレスにメールを送信すれば、その到達事実の有無にかかわらず、当該メールに記載されている内容をメンバーユーザー、アカウントホルダーに伝達されたものとみなす。
  6. 管理者は、ウェブサイトの技術的不具合、メールの不達等に起因する損害についてその責を負わない。

第15条(規約の変更)
本規約は、管理者が必要と認めれば適宜変更でき、ネット上で告知すれば変更が成立し得る。

第16条(規約の準拠法と管轄裁判所)
本規約に関する準拠法は日本法として、本規約に関する紛争については、大阪地方裁判所を専属管轄裁判所とする。

第17条(規約の実施・開始)
本規約は、令和7年(2025年)年4月14日から実施する。